- 長さの基準(メートル)
その昔、1メートルは地球の子午線(赤道から北極までの最短距離)の長さの1/10、000、000と定義されました、
よって地球の円周は4万Kmでありました?。がしかし、手軽な基準が欲しいと言うことでプラチナ合金のメートル原器とゆう物が作られました。
今度はメートル原器が基準となったため地球の円周は4万Kmで無くなってしまいました。
現在はこれでも精度に不安があると言うことで、絶対に変化しないであろう基準として、
クリプトン86(スーパーマンの生まれ故郷ではない)原子の発する光の波長の1650763.73倍を1メートルの基準とする
ようになり、メートル原器さえも1mでは無くなってきました。
−−−光という物はすべての基準と成り得る物で
かの有名なアインシュタイン博士の特殊相対性に因りますと、時間も光の速さを基準としているのです。
もしあなたが光の速度で移動しているとすると、あなたは永遠に年を取らないのです。(詳しくは難解な相対性理論を小読みください)
−−−それほど長さの基準は誤差を許されない大切な物なのです。
- 環境による誤差
世の中の殆どの物質は温度の変化で膨れたり、縮んだりします。またこれが物質によって違うため、
測定時に温度差が有ると正確な測定ができません。振動も大敵です、なぜなら振動で測定器の針等が震えてしまうからです。
精度の必要な測定時は室温20度の環境下で行う様に規定されています。
- 測定者による誤差
人間にはいろいろと癖が有り、また同じ人でもその時々により力が入ったり入らなかったり、眼が霞んだりで
同じ物を測定しても、いろいろな測定値に成ってしまいます。
- 測定機による誤差
いくら高価な高精度の機械でも必ず誤差が有ります。これを如何に少なくするか測定器のメーカーは日夜奮闘しています。
- 何だか判らない誤差
言わば、UFO、みたいな物です。理屈で突き詰められない誤差なのです。−−−何らかの理由は有るはずですが
- 総合誤差
すべての誤差要因の集まった物で、測定後に測定値の四捨五入等も誤差要因となり、とにかく実際に測定た結果表れる誤差です。
これを小さくしなければ幾ら高価な機械を使っても、豚に念仏と成ります。
- 三次元測定機特有の誤差
三次元測定器は他の単純な測定器と違い、縦+横+高さの最低三つ測定値をまとめて一つの測定値とするため、
多くの誤差要因を含んでいます。そして各々の方向が性格に直角である必要が有り、個々の測定値が幾ら正確でも
直角が狂っていると大きな誤差となります。そこで三次元測定機には特別な表示で機械の精度を表します。
U1精度(縦、横、高さ方向の個別の精度表示)基本となる精度です。
U3精度(縦、横、高さ方向+各々の直角度+αの総合の精度表示)実際の実用精度を表します。
+αとは測定機に接続されたコンピュータでの精度を良くするためのソフトウェアーにより為されるもので、
直角度が狂っていても計算であたかも狂ってないかのように測定する機能です。
もう一つ特有な誤差としてコンピューターの計算精度があります。ソフトのバグも当然その範疇ですが、それ以外にも
測定精度を上げるための様々な工夫が為されています、このソフトの良し悪しでもかなり精度に影響を与えることが有り、
高精度測定においては環境(温度、振動)の影響も非常に大きくなるので細心の注意が必要です。
- 分解能と精度
分解能とは認識できる最小の変化量でアナログ式では目盛、デジタル式では数値の最小単位となります、
精度とはどれだけ基準に近いかを表す指標で、精度と分解能が同じだと思い込まれている人が多いのには驚かせられますが、
分解能と精度と同じでは有りません。分解能より精度が良いと言うことは有り得ませんが、
分解能が高ければ精度も高いと考えるのは誤りです。
オーデオに例えれば、アナログのレコードは分解能が非常に高く、高級な装置で聞くとよい音で聞こえるがボロのステレオで聞くと
音が悪い様に、レコード盤は分解能、ステレオは精度の関係に良く似ていると言えます。
- トレーサビリティー(標準の再現性)
測定のみにとどまらず、あらゆる製造(ソフトウェアーも含まれます)において、その製品に信頼性が有るか?
製造過程において細かいルールのもとで管理されているかと言う、品質管理体制。
要は−今日は誰々さんが休みなので、不良品ができてしまった。−−ではいけないと言うことです。